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けんりゅうざん ようせんじ

剱龍山永泉寺

山形県飽海郡遊佐町直世落伏

(出羽富士:鳥海山(2、236m)の麓に広がる庄内平野)

落伏村の由来
と剱龍山永泉寺

鳥海山麓に世にも恐ろしい毒蛇が現れて庶民を苦しめているところを耳にした慈覚大師は、嵯峨絶壁の岩窟で護摩行法に勤め祈祷をしたところ、ちょうど百日目に毒蛇は真っ二つになり頭は天に飛び去り、尾は大師の護摩壇下にに落下した。


落伏はこの伝説が生んだ『尾落臥』から変化じたもので、剱龍山という山号は龍の尾に剱があったという伝説から付けられた。

永泉寺は、千古の神秘を語るかのように見える老杉や古松に囲まれ、鳥海山の霊峰を目前に眺められる神秘的な郷にある。


木の根と苔石の上り坂(参道)は幽玄な趣があり、石地蔵の頭には苔が生え、蔦が絡み、観念、観法の極地とも受け取れ、世にも稀なる幽玄さを感じる寺である。

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